DV2012の再抽選トラブルの原因は?個人情報は大丈夫?
DV2012の再抽選トラブルの原因は?個人情報は大丈夫?
今回のトラブルはプログラムミスによるものです。ハッキング等によるものではなく、個人情報の流出等はありませんのでご安心下さい。
DV-2012の抽選やり直しの発表に翻弄された週末も明けました。様々なご質問を頂いておりますのでお答えしますね。
今回のDV-2012の再抽選決定についてですが、コンピュータのトラブル=ハッキングや個人情報流出?!と心配になられる方も多いようです。
DV-2012の結果が取り消され、抽選やり直しとなるのは、2010年秋の約1ヶ月の応募期間内に受け付けた約1470万件に対して、受付開始の2日間(10/5、10/6分)の申請が当選の9割を占めた事にあります。
DVプログラムの抽選はコンピュータにより完全にランダムに行われる、と定められており、当選者の申請時期が限定されてしまうのは大問題ですし、また、DVプログラムによる永住権発行は毎年5万件と枠が決まっており、失格者や未手続き者を見越して毎年10万人程が当選となります。
(過去の応募数・当選数の一覧はこちら)
そしてこの原因は、当選者を選出するコンピュータのプログラムミスです。
DVプログラムは以下のように選出の条件が設定されます。
- 世界を6つの地域(アジア、アフリカ、ヨーロッパ、北アメリカ、オセアニア、中南米及びカリブ海諸国)に分け、合計約10万の当選数を6つの地域にどう振り分けるかが決定される。
(移民の均衡化の目的から、家族呼び寄せ・あるいは雇用によるアメリカへの移民率が少ない地域ほど割当数が多くなります。) - 1つの国が全体ビザ発給数の7%を超える事はできない。
- 同一人物による複数応募はエントリーから外す。
- 不法移住を目的とした不正応募はエントリーから外す。
実際はそれ以上の多岐にわたる条件が設定されますが、今回のトラブルはその条件を反映させるデータベースが30日間の応募全期間分ではなく、開始2日分+αしか選出の対象となりませんでした。例えば10月15日に応募した方は、抽選すらされなかった可能性があるのです。
よって、今回のトラブルの原因は選出プログラムの設定ミスにあり、外部からのハッキングや個人情報流出とは一切関係ありません。
改めて7月15日頃から当選発表が行われます。ご応募された方は安心して、楽しみに結果をお待ち下さいね。
(5.17追記)chama様から内容の不備をご指摘を頂きましたので修正しました。ありがとうございます。
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