DV2014の応募から30ドルが必要に?!
2011年10月、ある法案がアメリカ議会に提出されました。
Charles Schumer上院議員による、グリーンカード(DVプログラム)への応募に30ドルを課金するという内容でした。(この情報に関する詳細についてはThe Wall Street Journalの記事をご参照ください)
この法案は、昨年秋にアメリカ上院を通過し、現在下院にて審議がストップしている状態です。このため、今秋のDV-2014にてエントリー費が掛かることはないと思われます。
この法案が提出された要因に、アメリカの財政難があります。申請者から料金を徴収することで、プログラムにかかるコストを相殺、および難民等の受け入れに利用することを目指しています。
今後、DVプログラムの応募が課金される可能性はなきにしもあらずですが、『アメリカ国内の移民の不均衡を整える』という名目上、一律30ドルという料金は、先進国と発展途上国で物価・貨幣水準も全く異なる中で無理があるのでは…という気もします。
いずれにせよ、実際に課金されることになれば『無料だし、とりあえず応募してみる』という動機での応募者は少なくなるはずです。
これは、応募者を振るいに掛けるような事になりますが、抽選永住権に当選して本当に移住する意志のある人が、30ドルのエントリー費用を払ってでも応募するという事になるので、当選確率が上がり、グリーンカードを切望している方にとっては朗報とも言えるでしょう。
この記事を書いている時点の換算で30ドルは2400円弱です。就労でスポンサーになってもらうなど、他の方法からの永住権取得の難しさを考えれば、当選確率の上がるDVプログラムへのエントリー費用としては、日本人にとっては割安感さえあるのではないでしょうか。
DVプログラムの応募要項には毎年変更点があり、法案可決による大幅変更もあるため、グリーンカードジェーピーでは常にDVプログラムに関する話題をリサーチし、最新情報の提供を行い、サービスの改善にも反映させています。
このような事象もあり、グリーンカードジェーピーでは、複数年を一括してやDVプログラム実施アナウンス前の申込は受け付けておりません。
毎年応募を行いたいという方からは、複数年申込のご要望をいただくこともありますが、応募要項の変更に合わせてその年度の条件に対応すべきであり、それが確実な申請に反映されるというのがグリーンカードジェーピーのポリシーです。
その結果、毎年多数の当選者を輩出し、当選後のサポートの充実にも好評をいただいていると感じています。
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