オバマ大統領の一般教書演説と移民政策

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2013年2月13日、アメリカのオバマ大統領による2期目の一般教書演説が行われました。

「一般教書演説」とは…
 アメリカ合衆国大統領が連邦議会上下両院の議員に対して行う施政方針演説。”教書”とは”国の状況についての報告及び政策提案”を指す。
英語では”State of the Union address”。

 
この席でオバマ大統領はビザやグリーンカードに関する移民制度改革についても触れ、アメリカ国内1100万人の不法移民が市民権を取得する道を切り開く、と述べました。不法のままアメリカに滞在し税金も納めない移民をアンダーグラウンドに放置するよりも、労働力として積極的に受け入れ、経済の活性化を促したいとの狙いです。

オバマ大統領および現在のアメリカ上院で多数派を占める民主党はいわゆるリベラルな党。移民政策にも寛容な面が大きく、先日2/27にも不法移民として収容されていた数百人の釈放を行いました。

一方、保守派の共和党は移民受け入れには反対の姿勢が強く、現在下院で過半数を占めています。先日こちらの記事でも紹介した抽選アメリカ永住権プログラムの廃止法案も、無作為に移民を受け入れるプログラムは中止すべきとして下院を通過しています。
もし共和党が主権を握れば、911テロ以降非常に厳しくなった移民政策はますます締め付けが強くなるかも知れません。

民主党が上院の第1党である限り、抽選永住権プログラムは存続が期待できると考えたいところですが、移民を受け入れる方法として再考が行われているのも事実。
アメリカ移住を目指すのであれば、「プログラムが実施されるうちは」ぜひ応募するべきなのです。世界中を見渡しても、投資でもなく、能力でもなく、ただ移民の出生国のばらつきを是正する目的でこんなに簡単に永住権を与える国はないのです。

2013年実施予定の抽選永住権、DV-2015についてはまだ公式には何の情報も出ていませんが、応募をお考えの方はぜひグリーンカードジェーピーの無料予約にご登録下さい。実施発表が出ましたら即座にお知らせ致します。

オバマ大統領の2013年一般教書演説はこちら

(ホワイトハウス提供)