グリーンカード当選者S様からアメリカ入国後のレポート

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グリーンカードジェーピーのサービスをご利用いただき、DVプログラムに当選、面接を終えられ、現在はアメリカに移住されているお客様のS様からレポートをお寄せいただきました。
初入国の際の手続や、注意点などS様のレポートは現在面接準備中の皆様や、今後DVプログラムでグリーンカード取得を検討されている皆様にとっても大変参考になるのではないかと思います。

バンクーバーでの入国手続

昨年7 月の面接終了まではスムーズに行きましたが実は渡米準備は直前まで色々手こずってしまい、米国に入国したのが12 月でした。本来は11 月に入国予定でしたが直前で準備不足に気づき予約した航空券の変更が出来ない段階になっていたため仕方なくキャンセルして、再度航空券を購入しての出発でした。この件は後日談がありますので後ほどお話しします。

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VISA の期限が12 月だった事を考えるとぎりぎりでした。入国地はオレゴン州のポートランド、思い出の地カナダのバンクーバー乗り換えで到着。バンクーバー乗り換えの場合、米国の入国手続きはバンクーバーで行うので、入国審査、永住権の書類提出、グリーンカード発送先の変更等はポートランド行きの便に搭乗する前に済ませました。
成田からの到着後、コネクションパッセンジャー(乗り継ぎ客)用のゲートを通過して再度手荷物検査を済ませてから入国審査になり、永住VISA での入国を審査官に伝えると「ああDV1 だね」といわれてその場でVISA の封筒を提出して、別室に移動となり、そこで30 分から40 分程待たされてから担当官から入国許可がおりました。

入国手続はアメリカ国内で行う事をオススメ

その後部屋を退出してから、グリーンカード発送先の住所を入国時に変更予定だったのですがその確認をされなかった事に気づき、再び先ほどに部屋に戻り発送先を変更したい旨伝え、係官が端末から住所変更をしてOK になりました。しかし係官が端末の処理に慣れていないらしく別の係官をよんで「あれどこのメニューから住所変更するんだろう?」「それはこっちじゃないかな?、いやこっちのようだ」といった会話をしながら変更しているのでこれは本当に大丈夫かなと心配になりました。
正直な感想としてバンクーバーの入国審査官はDV プログラム当選者の取り扱いに慣れていないことは明らかだったので、カナダ(バンクーバー)経由での永住権許可後の初入国はお勧めはできません。やはりまずは米国内に直接到着した方が良いと感じました。もしポートランドやシアトルに来る場合は直行便の値段が高いのでコネクション利用の場合はLA 経由が良いのではな
いかと思います。

アメリカの国境審査は厳格

ところで11 月出発予定が間に合わず航空券をキャンセルした事をお話ししましたが、この便は成田発ポートランド行きの直行便でした。入国が済んだ後の昨年12 月の末に1 週間程バンクーバーに車で小旅行をしてからアメリカに帰国する時、国境での入国審査で係官から別室に移動するように伝えられ、別の審査官からカナダ旅行の目的やカナダで買った品物等の質問以外に、なぜ11 月の便をキャンセルしたのか、バンクーバーで乗り換えをしたとき誰かに会ったのか、今回の小旅行で誰かにコンタクトしたか等、詳細に質問されてから、車を念入りに調べられた後入国許可になりました。
すべての手続きが完了するまで約1 時間以上かかり、これはもしかしたら再入国できないのではとの不安もよぎりました。この件で分かった事は航空券の予約や利用等はCPB(国境取締局)やNSA(国土安全保障省)のデータベースに記録されているという事で、現在の交際情勢を考えるとあり得る事だろうと思います。
ただ仮に自分が審査官の立場だとすれば、このようなケースをそのまま普通に入国させる事はしないでなぜ直行便をキャンセルしてすぐ直後にカナダ経由に変更したのか確認する必要があると考えると思いますので、ある意味で米国の国境審査はお役所仕事ではなく、きちんと業務をしていると感じることが出来ました。この体験からのアドバイスは「初入国時は航空券のキャンセル等、不審に思われる事はできるだけしない」です。

落ち着いてきたアメリカでの生活

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さてポートランドでの生活も5 ヶ月になりようやく公私ともに落ち着いてきました。ポートランドは北のシアトルや南のサンフランシスコ、LA の大都市に比べると小さい都市(どちらかというと田舎の都市)ですが自然が多くアウトドアライフが盛んでとても生活のしやすいところです。しばらくはここで米国ライフをペースにのせてから、別の所に移ろうかなと考えています。

今回はご寄稿頂き、ホームページの掲載にも快諾頂き本当にありがとうございました、この場を借りて改めてお礼を申し上げます。
S様の今後のアメリカ生活も素晴らしいものとなりますよう、グリーンカードジェーピーのスタッフ一同心からお祈りしています。