トランプ大統領の移民政策に批判
- 2019.05.17
- グリーンカード関連新着情報
DV-2020の抽選結果確認が始まって、グリーンカードジェーピーから43名の当選者が確定しましたが、昨日16日に毎度お騒がせのトランプ大統領が移民制度改革案を発表しました。
その概要は移民による家族、親族の呼び寄せ(FAMILY-SPONSORED )を制限し、高学歴や技術者の枠を拡大するメリットベースというものです。このメリットベースのグリーンカード割り当ては現状で12%ですが、これを57%まで拡大させると表明しているのです。
世界中の移民制度でメリットベースは採用されている
メリットベースの移民制度は世界中で採用されており、オーストラリアは68%、カナダは63%など移民ベースの国では随分以前から採用されているのですが、世界中でアメリカだけが、抽選で移民ビザが発給されるというDVプログラムを実施し、自由の国アメリカの懐の広さを象徴してきました。
ところが、トランプ大統領は大統領選立候補の際に、公約として移民制度改革を目玉としており、大統領就任当時から混乱を招くような発言を繰り返してきました。この改革案にはDVプログラムの廃止も盛り込まれているのです。
2017年11月のDV-2019実施真っ最中にもニューヨークで発生したテロ事件を上げてDVプログラムの廃止を発言したこともあります。
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目立ちたがりの大統領に振り回されてはいけない
今回トランプ大統領が移民受け入れの方針を発表した背景には、大統領選の再選を狙ったパフォーマンスが大方であるという見方が強く、民主党が多数を占めている下院で法案が通過する可能性は極めて低いでしょう。
アメリカ国内でもトランプ大統領の根拠のない発言や、横暴な政策発動に批判が集中しているのは明白ですから、国内のメディアも彼の政策を皮肉った表現が目立ちます。
DV-2019、DV-2020ビザは発給されます
トランプ大統領が紛らわしい発言をするたびにDVプログラムが廃止されるのでは?、当選したがビザが発給されないのでは?という問い合わせが寄せられます、しかし当選されていて、ケースナンバーが確定している方は安心してください、その時点ではトランプ大統領の発言とは無関係でグリーンカード取得権利は確定しています、仮に彼の政策が成り立っても、効力はそれ以降でしか発動しないのです。
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