【2019年6月号】グリーンカードニュース
- 2019.06.17
- グリーンカード関連新着情報
月刊ニュース開始のご案内
グリーンカードジェーピーのブログでは、定期的に最新のグリーンカード(移住ビザ)関連情報や面接状況、手続きの変更点やアメリカの現地情報なども配信していますが、今年はアメリカ移民制度に関する法令や情報が頻繁に更新されており、それに伴ってブログの更新回数も増加しました。そこでバックナンバー情報も整理して配月刊情報としてヘッドラインニュースにまとめて配信する事にしました。
DV-2019の面接推移状況
2019年の9月まで面接が実施されるDV-2019ですが、6月3日(月)にケースナンバー10,000番代までを対象に面接が行われ、グリーンカードジェーピーから当選されたお客様も面接を終えられました。次回7月の面接日程も決まっており、7月1日(月)に行われます。そしてこの面接からアメリカ大使館に面接資料の事前提出をしなければならなくなりました。
7月の面接から事前提出が必要な資料
前回のブログでも詳細を説明しているので、詳しくはそちらを参照していただきたいと思いますが、下記三点が事前提出を求められている資料です。
- 学歴証明(卒業証明書)
- ビザ用写真(申請者全員2枚)
- 通知メールをプリントした物
- 軍務歴証明(該当者)
関連記事:DV-2019面接7月分からアメリカ大使館に資料の事前送付が必要「グリーンカードジェーピーブログ」
8月の面接日程と通知は?
この記事を執筆している現時点では、8月の面接通知を受けたという、ご連絡は受けていませんが、6月15日にビザ広報が更新され、現状の流れではその2日後にESCの更新通知が届いているので、アメリカ時間の17日、つまり明日に8月の面接対象者には通知が届くのではないかと思います。
8月の面接日程ですが、これも現状の流れから判断すると8月6日(月)になるのではないかと思われます。
DV-2020当選後手続きの変更点
いよいよ10月から面接が始まるDV-2020ですが、当選後の手続きで行う外国人登録(DS-260)ではログイン情報としてConfirmation Numberが必要になりました。
関連情報:DV-2020当選後の手続き(1)外国人登録(DS-260)「グリーンカードジェーピーブログ」
また、5月の時点ではなかった入力項目が追加されており、これは現在も進行中のDV-2019でも同様で、SNSのアカウント情報を追加しなければならなくなりました。
SNSアカウントの申告は必須?
DS-260はDV-2015から採用されたオンラインフォームで、ビザを申請する際にまず登録する、申請者の個人情報です。今までもDS-260ではログイン情報や記入項目の見直しや改良、追加などが行われていますが、今回その個人情報にSNSまで登録するよう求められるようになったのです。
関連記事:SNS監視「自由侵害」の声 米ビザ申請で情報提供義務「日本経済新聞有料会員限定」
日経新聞はあるゆる情報で記事化するのが早いと思いますが、早速先週末には関連記事を発見しました。有料会員向けの情報なのでリンクのみ貼りますが、かなり細かく概要を捉えています。
対象となるSNS
さて、では記載が必要なSNSにはどんなものがあるのか。実際に見てみましょう。
この画面は実際のDS-260のキャプチャ画面です。5月までは住所電話番号、アドレスしかなかったのですが、6月に入って突如SNSアカウントの情報を登録するフォームが追加されました。
このSNSのリストには20のサービス、プラットホームがありますが、中には見慣れないものがかなりありますね、リストはアルファベット順になっています。
この中に日本ではダントツで利用者の多いLINEは含まれていません。最も多いのはさすがIT先進国でもある本家アメリカが11、続いて中国、日本ではマイナーですがご当地ではメジャーなところでヨーロッパ系、ロシア系のSNSも含まれています。それによくよく見るとすでにサービスを終了している物も含まれています。
当局がここまでの個人情報開示を求めていることに対して、アメリカ国内でも批判が集中してニュースメディアは賑わってましたが、外国人登録の要件としてSNSまで…って思いますね。注釈では過去5年間に使用したSNSとユーザー名(ハンドル名)を登録するように求めており、例えばいくらでもアカウントを作れてしまうSNSもそのアカウントの数だけ追加出来るようになってます。
SNSは使ってるけど、投稿はせずに見てるだけ、あるいは友達以外に見せたくないからロックしてるなど、SNSの機能制限や使い方も様々です。もう使ってないから覚えてない。と言う方も大勢いると思います。そう考えると当局に申告する個人情報としても、その必要性に疑問が生じます。
思わずここで手が止まってしまいそうになりますが、リストの最後にはNONEの選択肢もあります。
DV-2020の結果発表は8月のビザ広報か
毎年前年度に実施されたDVプログラムの結果が6月発表されていたのですが、DV-2019の結果発表は昨年の7月になりました。DV-2020に関しても今月は結果が発表されませんでしたから、おそらく来月に発表されるでしょう。
この結果で世界中の応募者数や地域毎の当選者数、国別当選者数も判明するため、10月から始まるDV-2020の面接対象となるケースナンバーや、カットオフ対象なども推測しやすくなるのですが、今年に入ってから前述のように移民ビザに関しては様々な変更が追加されており、DV-2020の面接手続きも注視しながら、当選者の皆様をサポートしたいと思います。
-
前の記事
DV-2019面接7月分からアメリカ大使館に資料の事前送付が必要 2019.06.12
-
次の記事
面接後の入国手続き 2019.07.02