コロナウイルスと渡航制限

コロナウイルスと渡航制限

グリーンカードDV-2020の面接を終えて、アメリカへの入国準備を進めていた、当選者の皆様から、コロナウイルスの流行と感染拡大を受けての米国での渡航制限や入国可否についてお問い合わせをいただいており、個別に回答を行っていましたが、グアムでの渡航制限が発表されましたので、最新情報として現段階での渡航制限や入国規制についてアメリカの対応をまとめました。

日本国内で発表されている渡航制限に関する最新情報は外務省のページを参照してください。最新情報は昨日3月17日に更新されており、日本からの入国制限は75カ国、行動制限は85カ国となっています。

新型コロナウイルス(日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国・入域後の行動制限)

3月16日グアムが入国後の行動制限を発表しました

日本時間では昨日の更新で外務省の最新データを確認し、アメリカにおいてはグアムが非居住者旅行者の入島を制限しています。下記サイトにグアム政府発表についてまとめられた日本語情報が掲載されてます。

新型コロナウイルス感染拡大にともなうグアム島での影響について

Articles-Japanーグアム新型コロナウイルスに関する情報

こちらはグアム政府の発表YouTube(英語)

要点を引用しますと「3月16日以降、2週間グアム島すべての政府機関を閉鎖。非居住者旅行者の入島を制限しています。日本からの渡航者は、強制的に検疫を受けなければならない。しかしグアム準州政府公衆衛生社会サービス部門(DPHSS)が認識できる、新型コロナウイルス感染症の陰性を証明するもの(診断書、証明書)をお持ちの方は検疫を受けていただく必要はない。証明書を持っていない場合は最低14日間の隔離となる。」としています。

この制限は世界各国で発動されている内容とほぼ同じです。また診断書、証明書に関してはDHSSが認識できるとあるだけで、具体的な発行機関や様式などが示されていません。

現状では2週間の制限とされていますが、期間は延長されることもあるので、現実的にはグアムへの渡航は事態が終息するまで避けるべきです。

ハワイは渡航制限が掛かっていません

DVプログラム当選者が大使館面接を終えて、最初の入国地として選ぶことが多い、グアムやハワイですが、16日にグアムの入国後の行動制限措置が発表され、急遽渡米時期を延期される方や、入国先をハワイに変更される方からも報告やご相談が寄せられました。

私の友人も数名、ハワイに滞在していますが、今のところ入国制限などは掛かっていません。下記ホノルル日本国総領事館の最新情報で、こちらも3月16日に更新されています。
新型コロナウイルス(ハワイ州での市中感染)

現状ではハワイでの総感染者が10人に留まっているために渡航制限や行動制限は掛かっていませんが、今後も最新情報を確認しながら渡航時期を検討した方がよいでしょう。

アメリカ本土は今後も最新情報を要確認

アメリカ本土ではニューヨークでの感染拡大、カリフォルニア州などでも感染者が増えていますが、現状では渡航制限は掛かっていません。

しかし現状でも集会や人が多く集まるイベントも中止されており、一部では外出制限なども実施されています。

私も個人的に3月末からカリフォルニア州、ネバダ州などに出張予定でしたが、訪問先のほぼ全てが休業、自宅勤務、移動制限などとなり、全ての予定をキャンセルしなければならなくなりました。

シリコンバレーに滞在している友人に話を聞いたところ、多くの企業で出勤が制限されており、リモートワークに切り替えているとのことでした。サンフランシスコは3週間の外出禁止となったそうです。

ラスベガスでホテルに勤務する知人の話では、3月に入ってキャンセルが増大し、ショーやツアーも軒並み中止されているそうです。

アメリカ本土では州ごとに行動制限や移動制限を発動していますが、重要な局面ではトランプ大統領が発言をしています。その内容は日本にも速報で伝えられていますので、信頼出来るニュースメディアを注視しておきましょう。