カリフォルニア移住編 by ヤマノウチ

カリフォルニア移住編 by ヤマノウチ

今回のHello!アメリカンライフは現在カリフォルニア州のトーランスで不動産業を営んでいるヤマノウチさん。

シカゴで生まれてその後世界各国で暮らしてきたそうですが、2017年にカリフォルニアに定住。主に日本人駐在員や留学生を対象に住宅の仲介を通じて、現地で生活をはじめるための諸手続きに関するサポートも行っているそうです。

現在はトーランスを拠点に不動産業を営まれているそうですがきっかけは?

私は両親の仕事の関係で、シカゴで生まれました。その後も幼少期は東京、ロサンゼルス、シンガポールなどで暮らしました。

大学は日本で卒業して、そのまま関西の銀行に勤めました。しかし海外と縁があったのかマレーシアの銀行でジャパンデスクの業務を経験しました。それから元々興味もあったのと、今後の事も考えて2015年に不動産業に転身を図り、2017年にマレーシアからカリフォルニアに移ってきました。

慣れない土地に来て困ってる日本人の方を多く見てきましたし、まずは住むところから案内して手助けすることができればと思ったんです。

なぜトーランスを拠点にされているのですか?

西海岸の一帯は、日本人にとっても馴染みのある地域だと思いますが、中でもカリフォルニアの南西部にあるトーランスは日系の多い地域でもあり、産業も盛んです。日系企業も多く拠点を構えてますし、日系のホテルやスーパーなども多くあります。駐在や留学で西海岸に来られる日本人にとっては住みやすい地域なんです。

一時的な滞在をする日本人に物件を斡旋しているのですか?

そうですね、割合でいいますと非移民ビザで数年間アメリカに滞在する方が多いです。 賃貸住宅の仲介は日本とは異なりますから、日本人の方は戸惑う人も多いです。アメリカで は賃貸の仲介は契約が決まれば何もしないんですよ。 私は日本風の仲介サービスを提供していて、ご要望に応じてロケーション、エリア、治安な どについてもアドバイスしますし、数多くの物件を案内して内見していただき、契約書の確認、ご入居/退去の立ち会いも致しますので、安心していただけますね。

現地で生活する上でのサポートも行っているそうですね、どのような内容ですか?

初めてアメリカに住む方も多いですし、例えば水道、ガス、電気、インターネットの加入など日本ではすぐに出来るようなこともアメリカではどこにどうやって申し込めばいいのかがよく分からない。また数年の滞在だと家具の購入は後の処分が大変だったりするんです。

お客様や知人、協業者なども移住組の方も多くおられて、物件の売買やローンの手続きなども行っているので、金融機関とのつながりもありますし、士業の方も知り合いが多いです。その他クリニックや自動車ディーラー、保険の代理店などネットワークがありますから一通りの支援ができますね。

現状では一時的な滞在目的でアメリカに不慣れなお客様に、賃貸住宅の仲介と合わせて困った事があればお手伝いしますよ、という形で下記のようなアドバイスやサポートを行ってきました。基本的に仲介手数料のみでサポートに関しては料金はいただいてません。

  • 電気・水道・ガス・ゴミなどの申込み
  • インターネット・ケーブルテレビの申込み
  • ソーシャルセキュリティーナンバーの取得
  • 銀行口座の開設
  • 保険の加入
  • 運転免許の取得
  • 車の購入
  • 家具の購入・レンタルサポート
  • 日系クリニックの紹介
  • 弁護士・税理士・会計士の紹介
  • 就学支援

アメリカ生活サポートだけでは提供していないのですか?

周囲からもご意見をいただいてましたし、今回、グリーンカードジェーピーさんからもお声掛けいただき、幅広いニーズに対応してアメリカ生活スタート支援のサービスを単体やパッケージでご利用いただけるような仕組みも必要だと考えていまして、まずはご紹介を通じて、サービスをはじめたいと考えています。

例えば遠方の地域であったり、住居がすでに決まっている場合など、不動産の仲介をご利用いただかない場合でも上記のような手続きや売買に絡んで困っている方は多くいます。

そういう方々を手助けすることができれば、もっとお役に立てる機会が増えていきますしね。

ヤマノウチさんは日本よりも長い海外生活を通して会得してきた、文化の違いや商習慣の違いなどに関する知識も活かして、今後は一時滞在や移民でアメリカ生活をはじめる方々に総合的なサポートサービスを提供したいと考えているそうです。

インタビューの中でも「数年間の滞在と決まって入れば、車も売却まで考えたお得な買い方もある」「移住するなら長期間の賃貸よりも物件購入などを検討した方がよい、日本でローンを組むことも可能」など臨機応変な対応策も交えてお話しいただきました。

次回はそんな踏み込んだ内容のお話しをお届けしたいと思います。