DV-2020でグリーンカードを取得したKさんの移住生活
- 2021.06.23
- アメリカ移住者の声「Hello!アメリカンライフ」
カリフォルニア州のトーランスに移住したKさん。前回はドラッグストアでのワクチン接種、SSNの申請手続きなどを行い、着々と移住開始の準備を進められている状況をお伝えしました。
前回のお話しはこちら「DV-2020でグリーンカードを取得したKさん移住開始」
今回は第二弾。昨年のグリーンカード取得手続きから、ちょうど1年経つ現在の状況をレポートしていただきます。
ソーシャルセキュリティーナンバー(SSN)受領
SSNを取得するために電話で予約すると3週間かかると言われたんですが、結局1週間くらいで連絡がありました。入国日を聞かれたので手続きを早めてくれたのかもしれないです。早速指定日にSSオフィスに出向いて手続きしました。
SSオフィスの事務所は入り口が分かりにくくて、窓越しに警備員が見えたのでガラスを叩くと、面倒臭そうに出てきて、予約していると伝えたら中に入れてくれました。
私もアメリカ生活で経験がありますが、警備員に限らず役所やホテルのフロント、スーパーのキャッシャーなどサービス業の方達も、日本と比べてかなりフラットな対応(悪く言えばかなり高圧的な人もいる)という印象です。日本がやたらと丁寧すぎるのかもしれないですね。
銀行のカウンターみたいな感じのブースで、スタッフが対応してくれましたが、ネイティブの英語が早くて聞き取りにくいので通訳を頼むと、すぐに電話で手配してくれました。電話口で対応してくれたのはたぶん日本人の方だと思いますが、電話の向こうから犬の鳴き声が聞こえたんですよ(笑)
アメリカで公共施設に行くと、数カ国語に対応した資料やガイドブックがありますが、日本語版が準備されていることはまずないですね。それだけ人口が少ないということでしょう。
申請書を記入していくつか質問に答えました。以前アメリカに住んだことはある?SSNを以前持っていたことある?いつアメリカに来たの?とかそういう簡単な内容でした。手続きに必要だったのはグリーンカードとパスポート。2週間ほどで郵送されてくるということで、仮住まいだったシェアハウスに問題なく送られてきました。
アメリカ生活で欠かせない車はリースで確保
アメリカでの生活はやはり車がなければ不自由さを感じます。ちょっとした移動ならUberも便利ですが、今後仕事を始めるにも頻繁な使用が想定されますから、車を調達する事にしました。しかし自分は車を吟味するスキルがないので、リースで借りる事にしました。
メンテナンスや日本で言うと車検に当たる維持費も含まれていて、月単位で借りる事ができ、料金は200ドルです。車種はプリウスを選んだので燃費も抜群です。リースはかなりコスパ高いです。
行動範囲が一気に広がって、遠出も楽になったので昨日はユニバーサルスタジオまで行ってきました。
交通の便も考慮して居住地を変更
移住開始は周囲に日系のショップやオフィスも沢山あり、治安もよいのでトーランスを選びました。最初に入居したシェアハウスは4週間の滞在予定だったので、周辺の地理感覚や治安状態がつかめてきたら出来るだけ料金が安くて便利がよさそうな物件に引っ越そうと決めていました。
新しい住居はトーランスからも近いローンデールというところにあるタウンハウスです。部屋代は一月500ドルで、オーナーと同居人の三人住まいになりました。
日本の都市部でも同じように、ワンブロック違いで治安状態も悪化する地域もありますから、危険な地域を避けて探しました。今回の物件は近くにゴルフ場があり、ハイウエイの入り口にも近いので便利だし気に入ってます。仕事が決まって収入が安定するようになったら、その時は一人で住みたいと思ってるので、スタジオタイプを探そうと思ってます。
日本と比べても家賃が高いアメリカですが、例えば日本で言うところのワンルームマンションがスタジオタイプと呼ばれる物件ですが、LA近郊で探すと現在では一月1500ドルくらいが相場の平均的な料金です。
二回目のワクチン接種で副反応に苦しむ
一回目のワクチン接種から約一ヶ月で二回目のワクチン接種となりました。ところが翌日になって副反応に見舞われてしまいかなり辛い状態に。
副反応はまさに風邪を引き始めの症状で注射した肩の部分がひどい筋肉痛、その他関節痛。それに加えて体感的に頭痛と悪寒です。これらの症状が続いてひたすら怠いのです。
じっとしていると余計にしんどい感じがするので、倦怠感を紛らわすために近所の公園を散歩してきました。
ワクチンの副作用に苦しんだのは苦い経験になったみたいですが、アメリカ移住から二ヶ月が経ち、着々と生活基盤の準備が進んでいるKさん。街にもなれてきたそうで、いよいよ仕事探しも始めるようです。
インタビュー中、印象に残ったKさんの言葉で、異国への移住はサバイバル要素が強いので、最初から無理をせず、出来るだけ日本語で対応可能なサービスから利用しはじめて、リスクを最小限に抑えながら生活に慣れていくという考え方。
私は過去の移住経験で、Kさんと違って何でも体当たりでムチャもしてきたので、トラブルもよくあったなあと当時を思い出しました。
特に数年で日本に戻るという一時的な移住ではなく、これからアメリカに住み続けることになるという今後の事も考えると、Kさんの予防的な考え方は見習うべきところが多いと思いました。単身でアメリカ移住を開始したKさんの覚悟も伝わってきます。
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