2021年7月グリーンカード取得手続き
- 2021.08.06
- グリーンカードを取得したお客様の声
今回のレポートは2019年に実施されたDV-2021に当選し、5月に面接を完了したNさんのグリーンカード取得手続きの状況をレポートいただきましたので、ほぼ本文引用でお伝えしたいと思います。
DVプログラムではビザ取得の面接後、問題がなければ移民ビザが発行され、その有効期限内に米国に入国してグリーンカードの取得手続き(アクティベート)を行います。この入国手続ではそのまま米国にとどまらなくてもよく、入国後すぐに帰国されても問題ありませんが、Nさんは時期的に7月の入国手続ということで、グアムへ16日間、夏休みの家族旅行を兼ねて行ってきたそうです。
何処でアクティベートをするか?
移民ビザを取得して次の手続きではアメリカに入国してのグリーンカードのアクティベートです。入国地としてカリフォリニア、ハワイなど候補が挙がっていたのですが、永住ではなくアクティベートのみの入国と言う事だったので、わざわざ長いフライトで行く必要もなく、カリフォリニアは却下。
ハワイはアメリカ本土からの観光客で混雑しており、ホテルも取れず、レンタカーも一日1000ドルする事もあるそうで、こちらも却下。
エアチケットやホテルのコスパ、所要時間などトータルで考えてアクティベートはグアムでしようということになりました。
出国時、成田でちょっとしたアクシデント発生
2021年7月12日、成田空港のユナイテッド航空のチェックインカウンターに到着。
2日前にPCR検査をして取得した陰性証明書を提出し、すんなりと手続きが済むものだと思っていた所、いつもの様に合法的に滞在できるビザかESTAを見せてくださいと言われ(以前はE2ビザを見せていた)、パスポートに貼られたDVビザを見せた所、以前アメリカ側からの指示で搭乗を拒否された事例があるので一度確認させて下さいと、何処かへ電話をし英語で私達の情報を伝えていました。
すると先方から私達のグリーンカード番号を伝えてきて、そのナンバーは承認されているから問題ないと回答を受けていました。
なんと、アメリカの移民局へ直接問い合わせて私達の情報を確認していたのでした。
恐らく以前に搭乗を拒否されたと言うのは元トランプ大統領が発令した大統領令がまだ解除されていない時の話ではなかったのか、もしくは入国前に移民局に支払う220ドルを払い忘れていたのか。。。
お時間を取らせてしまい申し訳ございませんでしたと深々と頭をさげられ無事チェックイン完了。
これはNさんの想像通りで、トランプ大統領の移民停止の大統領令が解除されていないタイミングでの事例でしょう。12月末に一旦解除されると見込んで入国を試みた方が、出国直前に入国拒否された報告を受けています。
ちなみに移民局(USCIS)に移民費用220ドルを不払いでもアメリカに入国はできますが、グリーンカードがアクティベートされないのです。
グアム行きのフライトは現在ユナイテッド航空が1日1便のみ。
左右3席ずつしかない小さな機体の搭乗率は60%ほど、日本人は私達家族のみでした。
乗客はアメリカ本土へ遊びに行っていたローカルに加え、グアムが新たな赴任先となったアメリカの軍人でした。
予定より20分早くにグアムへ到着、入国審査は1列のみ。アメリカ人も外国人も全てアメリカ人用の同じ列に並びます。
グアムの場合アメリカ人であっても写真を取り入国審査をしっかりと行います。
グアムでのグリーンカード取得手続き
私達は手続きが長くなるだろうからと一番最後に並び、順番を待ちました。
そして私達の番になりパスポートを見せた所、入国審査官は「E2ビザね?」と古いビザを見始めたので「いや違います、こちらが新しいものです」とDVビザを見せました。
「おっDVか~」と少し面倒くさそうな感じ。
入国審査の時の写真を撮り、DVの入国スタンプをパスポートに押して、こっちへ来てと別室へ案内されました。
別室への移動中、その入国審査官が別の仲間に「この人達アメリカに住むんだってよ~」と話しかけてました。
そして私達にグリーンカードについて話し始めました。
「もうあなた達はESTAやビザで入国出来ません。それに日本には住めなくなります。アメリカに住まないといけません。良いですか?」
「はい、分かってます。」
正確にはグリーンカードを取得しても日本に住めないということはなくて、永住者としてのしばりでアメリカを連続して6ヶ月以上離れた場合にグリーンカードの剥奪要件に該当するのです。移民開始までは365日の猶予期間もあり、その後も再入国許可を得ることで、一定期間、日本に留まることができます。
その入国審査官は、日本が好きで住みたい位だと話していました。。。
あんなにいい国を離れてなんでアメリカに住みたいのだろう。。。と不思議だったみたいです。
隣の芝は青く見えるのかな?
そういう私達もそうですが。。。
そして、開封厳禁の茶封筒を渡し、グリーンカードの郵送先の住所の部屋番号が抜けていたので、その場で説明し訂正してもらいました。
別室のソファーに座り、他にも何か手続きをするのかな?と思いきや、何もすること無くひたすら待たされました。
そして30分程して「はい、もう終わったよ。グリーンカードは2~3ヶ月位で届くと思うよ。
詳しくは移民局のサイトを見て自分の状況を確認してね」と言われ、あっけなく手続きは終了しました。
何を待っていたのかな?
ソーシャルセキュリティナンバーが届きました
それから一週間もしない内にグリーンカードの郵送先(ハワイの友人の所)へ、
私達のSocial Security Cardが送られて来たそうです、早い。
つまり、これでグリーンカードの郵送先が修正されていたのも確認出来たのでした。
あとはグリーンカードが友人の所へ届くのを待つばかりです。
グアムで手続きを終えて一週間未満でSSN(ソーシャルセキュリティナンバー)が送られてきたということで、それはラッキーでした。通常手続きではSSNが先に送られてきて、その後1〜2ヶ月でグリーンカードが送られてきますが、SSNが届かないということがよくあります。SSNはアメリカでの社会生活を送る上で欠かせないIDですから、グリーンカードが届いたのにSSNが届かない場合は取得申請が必要です。今回Nさんの手続きは比較的スムーズに進んだ事例だと言えますね。
今後グリーンカードの受領後に本格的に移民手続きを行うことになりますが、ハワイ、カリフォルニア、ニューヨークなど主な都市への移住開始や移住後についてもグリーンカードジェーピーではサポート体制を整えていますので、何かお困りのことがあればいつでもご相談ください。
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