アメリカの自動車免許を取ったKさんのお話

アメリカの自動車免許を取ったKさんのお話

今年(2021年)の5月にカリフォルニア州のトーランスでアメリカ移住生活をスタートしたKさんのお話をこれまで二度に分けてお伝えしてきました。

DV-2020でグリーンカードを取得したKさん移住開始(第一回)

DV-2020でグリーンカードを取得したKさん移住開始(第二回)

今回はそのKさんがアメリカで自動車免許を取得されたというご連絡をいただき、早速現地でのドライビングライセンス取得手続きの詳細をうかがってみました。

アメリカで自動車免許を取るためにDMVの試験に挑む

日本で自動車の運転免許を取るのと違って、アメリカでは州ごとにDMV(Department of Motor Vehicles )での筆記試験と実技試験を受けて合格しなければなりません。

日本と比べて手続もさほど難しいものではなく、筆記テストもネットから予約できます。

Kさんも筆記試験はすんなり合格したそうで、対策をうかがったところドライビングスクールなどが提供している過去問題のドリルがあり、それを試していたそうです。結果的にヘッドライトの点灯時間に関する問題を1問落としただけで合格できたそうです。

実技試験を痛恨のミスで一度キャンセルされてしまった

地域にもよりますが、カリフォルニアなどの都市部ではDMVの予約が取りにくいという話をよく聞きます。特に実技試験の予約が先々でないと取れないようでKさんも筆記試験後に実技試験を予約したのですが、一ヶ月くらい先になったそうです。

ところがその一ヶ月後、実技試験のため現地に出向くと、付添人がいないため受験できないと言われ、実技試験がキャンセルになってしまったのだそうです。

後でわかったそうですが、それも場所や条件によりけりなのだそうですが、Kさんはここからまた一ヶ月近く実施試験を待つことになったそうです。

万全を期して今度こそ!実技試験にチャレンジ

Kさんはキャンセルされてしまった経緯から、次の実技試験ではドライビングスクールに依頼して付添人を手配したということです。

アメリカのドライビングスクルーでは今回のように立会人を付けてくれたり、試験の際に車両を貸し出してくれたりとサービスがあり、今回Kさんも付添人サービスを100ドルで利用したとのことですが、試験の前にコースのコツを教えてくれたりするそうです。

Kさん自身も事前に調べておいたコースを何回か下見して、コースに慣れておき、試験前には1時間ほどの練習もあったので大きなミスもなく合格できたそうです。

ちなみにこれは実技試験のスコアシートで、試験項目自体は日本の試験内容とよく似ています。

試験の教官はラテン系の方だったらしく、信号で止まると楽しげに話しかけてきたりと和やかな雰囲気の試験だったとのこと。お話を聞いていて面白いなと思ったのが、自分の動作を教官にはっきり伝えるため、顔を動きをわかりやすくしようとキャップをかぶって対策したそうです。これはいい作戦ですね!

正式なライセンスは郵送で送られてくるそうで、それまでは↓このように借りのライセンスが発行され、それで運転してもOKとなるそうです。

アメリカでの生活には車が欠かせないので、Kさんもこれで更に自由度が広がってよかったですね。

移住から5ヶ月カリフォルニアにも慣れてきた

カリフォルニアに移住してから5っヶ月ほど経ち、土地勘もついてきたし、仕事の方も今は本業だった映像関係の会社にインターンとして努めながら、コネクション形成を進めており、アルバイトもはじめて生活基盤も着々と固めているそうです。

先日はアナハイムにエンジェルスの試合を観戦に行ってきたそうです。ちょうど大谷選手が20盗塁を決めた試合で、普段野球はあまり見ることがないそうですが、現地の空気感と球場の雰囲気で楽しく盛り上がった一日だったということです。

今はまだシェアハウスで暮らしているそうですが、住居や地域についても現地で暮らすうちにリアルな肌感でわかるようになってきたので、今後は自分がもっと落ち着ける環境と空間を目指して転居も検討中とのこと。人脈や知り合いも増えてカリフォルニアでの生活も順調ということでした。

今後もまた折を見てKさんからのお話をお聞きしたいと思います。