DV2021グリーンカード取得手続きin グアム
- 2021.10.22
- グリーンカードを取得したお客様の声
前回のハワイ編に続いて、今回のレポートはグアムでの入国手続でグリーンカードをアクティベートしたSさんからのレポートです。グアム着の最終便での入国で、空港でのグリーンカードアクティベートはトントン拍子で進みましたが、フレンドリーな職員たちの対応で、想定外の時間がかかってしまったようです。こういう場面にもおおらかなアメリカ人の気質が感じられるエピソードです。
Sさんのレポートでは最新の出入国での詳細なコロナ対策や就学におけるグリーンカード取得者のメリットなど、リアルな情報も含めてお届けします。
今の時期PCR検査のコストが高い
8月末にアメリカ大使館で最終面接を終えて移民ビザを取得し少しほっとしていましたが、次のステップのグリーンカード取得のため、アメリカに入国することにしました。
子供の学校や、日本に帰国後の隔離期間(現在は、14日間からPCR検査結果を提出すれば10日間に短くすることが可能)を少しでも短くしたかったので、グリーンカードジェーピーさんにアドバイスをもらいながら3時間半で行けるグアムにしました。
今の時期、費用的にまた時間的に大変だったのが渡航前と帰国前のPCR検査でした。私たち家族はコロナワクチン接種と接種証明は早めに取得済だったのでグアムでの入国後制限はありませんでしたが、ワクチン接種完了していてもアメリカも日本も入国に関しては72時間以内のPCR検査が必要なので最短でも3泊4日の日程となりました。
丁度渡航した時期は、コロナ感染者も落ち着いたころだったのですが、成田空港には日本人らしき人は本当に少なく、空港内ショップもほとんど閉まっています。まだまだ海外旅行は日常ではないのだなと感じます。
入国手続は事前情報通りスムーズに完了
とは言えグアム便は今、小さな機体なのでそこそこ混雑した感じです。グアムに着いて入国審査の時にオレンジパッケージと移民ビザを提示し写真を撮られたら別室に案内されました。別室といってもカウンターがあってその前にベンチが何列か並べてあるといった感じの割と広いスペースです。狭い部屋に通されるのかなと思っていたので逆に安心出来ました。
グリーンカードジェーピーさんから聞いていた通りにことが進んでいくので心配はありません。
アメリカ大使館で聞かれたような質問(母親の名前、父親の名前、生年月日、アメリカの移住先は?、アメリカで何をするの?など)を一通り聞かれてスタンプを押してもらうまでベンチで待つように言われました。
グリーンカード取得手続きより長い世間話
そこからが長かったあ。移民関係の手続きは私たちだけだったからなのか、たぶんグアム到着便の最後だったからなのか、部屋にいる係りの人達がフレンドリーで色々、移住後のアドバイスしてくれたり、自分の身の上話をしてきたりと、すべての手続きが終わったのは、1時間後だったと思います。
手続の間、「SSNカードを移民ビザ申請のときにリクエストしているからすぐ発行してもらえますよね」とアメリカ大使館からもらった社会保障事務所の書類を見せながら聞いたのですが、とにかくソーシャルセキュリティカードが届かなかったら社会保障事務所に電話して聞きなさいと言われ、その後何度もしつこく聞いたのですが諦めました。その場所にいた係りの人たちはグリーンカードが届いてから自分でSSNの申請に行くという知識しかないようです。
いずれにしても、無事スタンプを押してもらって、係りの皆さんから「Welcome!!」と言われたときはこれでやっとアメリカの永住者になったんだなーとしみじみ感じました。
グアムでのPCR検査
翌朝は早速、日本人のドクターの手配で帰国に向けたPCR検査を受けました。日本帰国用の検査書類の取得には丸一日かかるので検査翌日の出発は難しく2日後の日本帰国日の直前に入手し帰国の運びとなりました。(少しずつですが、グアムへの訪問者は多くなっているらしくPCR検査場は混雑していました。)
2021年10月のグアム
グアム滞在中は観光地のお店の殆どは休業や時短の営業ということで、ただひたすらホテルの部屋から海と空を眺めていました。それでも久しぶりの海外。ゆったりとした時間にこころもからだも癒されました。ホテルの宿泊者は本当に少ないですし、バルコニーから見るビーチにも人がいなくて静かです。
グアムは現在、テイクアウト以外のレストランに入店する際にはワクチン接種証明の提示が必要です。またマスク着用も義務づけられています。現在グアムでの新規感染者は122名(10/19)またワクチン接種率は90%なのでとても安心感があります。
日本の入国手続きとコロナ対策
帰国日、空港はひっそりとしていましたが、帰国便も小さな機体なのでそれなりに機内は混雑していました。それでも日本に入国する人は数名でそれ以外は日本経由でのトランジットの人たちばかりで、また軍関係者も多い印象です。
とても空いていたので入国してから手続きが全て終わって空港を出るまで1時間半程度です。日本の検疫はざるだとかよくニュースで言っていますけど初めはそうだったのかもしれませんが、今は逆に厳しいような気がします。PCR検査証の提出、抗原検査、MySOSというアプリを登録するとこれから基本的に14日間毎日、位置情報・健康状態の報告をしないといけませんし、随時AIビデオ通話に応答しないといけません。これを怠ると名前が公表されるそうです。
グリーンカードの取得は就学のメリットも大きい
これでひと段落です。あとは、グリーンカードの入手とSSNカードの入手(SSNカードは入手出来なければアメリカ大使館で入手します。)これからは、子供の大学の入学に向けての申請が11月にかけて忙しくなってきます。政府の奨学金を申請するのにSSNが必要なのですが、1年目は申請が間に合いそうにないので2年目もしくはSSN入手出来次第申請することになりそうです。それでも日本人留学生としてアメリカの大学に入学するのと永住者として入学するのでは授業料と奨学金の額がとても違っていて本当に良いタイミングで取得できました。
今も、隔離期間中ですがこの時間を有効に使って今後について色々考えていきたいと思い親の介護の問題など移住に時間がかかりそうなので私たち夫婦二人は再入国許可の取得を目指そうと思います。
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