DV-2021グリーンカード取得手続きinグアム11月第二弾
- 2021.11.18
- グリーンカードを取得したお客様の声
11月の初旬。成田から出国してグアムでグリーンカードの取得手続き(アクティベート)を行ったO.Iさんから詳細なレポートをお寄せいただきました。今回は入国手続で予期せぬトラブルもあったそうで、臨場感あふれるレポートは今後グリーンカードの取得手続きを行う方にも大変参考になる内容だと思います。
成田からグアムへ
出国フライトの16:00まで1時間ほど余裕があったので空港内を見て回りました。この写真は15:00頃の国際ターミナルのチェックインカウンターエリアの様子です。思っていたより空いていました。
チェックイン時にパスポートを見せたところ「これは何のタイプのビザですか?」と言われ焦りましたが説明したら分かってもらえました。
意外とDVの移民ビザを知らない方もいるんですね、ちょっと驚きですが無事に出国手続きできてよかったです。
ほとんどのテナントが閉まってました。やはり緊急事態宣言が終わってもまだ客足が戻らないようですね。
機内は席が半分以上埋まっており、乗客の大半は外国の方でした、日本人は私を含め4~5人だったと思います。
入国手続きで予期せぬトラブル
3時間ほどのフライトを経てグアムへ到着。後はひたすら他の乗客の後をついて行きイミグレーションへ向かいました。Citizen、Visitor、そこにいた誘導員にどちらか尋ねるとVisitorだと言われました。Citizen:Visitorの割合は大体5:5でした。最後尾に並んでいると突然私の名前が呼ばれ「Come here!」と言われたので行くと、あらかじめオレンジパッケージとパスポートを準備するよう指示されました。どうやらグアム空港では事前にDV入国者を把握しているようです。
私の番がくると狭い守衛室のような個室に案内され、細長いテーブル越しにお話しました。質問の内容は、自分の名前、生年月日、生まれた町の名前、母の名前、父の名前、現在の職業、アメリカの転入先住所の確認に加え電話番号を住所の紙に追記しました。
入国の手続きでも移民ビザの取得審査(アメリカ大使館での面接)と同じような質疑応答があります。基本的には今回O.Iさんがやり取りされたような内容となります。
私を担当した方は、パスポートにスタンプ押すのが今回が初めてと言ってましたし、作業もおぼつかない様子でしたのでもしかして新人さんかな?っと思いました。ちなみに顔写真も指紋採取もありませんでした。
SSN(ソーシャルセキュリティーナンバー)の説明が無かったので少し不安になり尋ねると、個室の入り口立っていた別の上司らしき人からそれは部署が違うから明日直接そっちで手続きするよう言われ、別の建物のざっくりとした場所の説明を受けました。DS-260でSSNも一緒に申請した旨を伝えてもSSNカードは送られてこないの一点張りでした。
確かにその後空港で貰ったプリントにそう書いてありました。おそらく彼らはこれを基に言っていると思われます。一応翌日その部署に電話しましたがボイスメッセージのみで内容としては、パンデミックなので直接オフィスに来ることを禁止する、オンラインでの申請の仕方などあまり役立つ情報はありませんでした。
グアムは身近なアメリカということもあり、グリーンカードのアクティベートで入国先として選ばれる方も多いです。CBP(国境取締局)の担当者も手続きに慣れた方が多く、フレンドリーな対応だったという報告をいただきます。
今回O.Iさんは入国前にSSNについての申請確認もきちんと行っていたので、入国時に説明がなく不安に思われたのだと思います。
確かにO.Iさんの主張は正しく、移民ビザ取得申請で最初に行うDS-260(外国人登録)では細かい個人情報とともにSSNを取得申請するか?という設問があり、その設問にはたいていYesと回答するので、移民ビザで入国後は自動的にSSNのカードがグリーンカードより前に届くのです。ところがこれが届かないケースが頻発しているのが実際のところです。
どこの国も役所は縦割りで、DS-260は移民ビザ申請の審査情報として「アメリカ国務省(DOS)」の管轄となります。ところがアメリカで社会生活を送る上で重要なSSN(ソーシャルセキュリティナンバー)は「社会保障局(SSA)」の管轄となるのです。DS-260の登録情報はこの2つの役所で共有されているはずなのに、SSNカードは届かないことがよくあります。
またグアムは郵送物は私書箱に届く仕組みなので重要資料の受領はNGとなることが多く、グリーンカードやSSNを受け取る場合は直接受領人が受け取れる住所を申請しておく必要もあります。
加えて入国時の審査を行うのは空港のCBP職員(米国税関国境警備局)ですから、これまた管轄違いでSSNに関しても明確な回答ができないという事情があり、今回O.Iさんは予期せぬトラブルに遭ってしまったのです。これはグリーンカードジェーピーとしても反省すべき点で、入国時の事例としてわかりやすく事前説明を行う必要性を感じました。
グアムでのPCR検査
検査会場までタクシーで向かったのですが、到着するとクリニックの人が出てきて検査の順番が回ってくるまで車内で待機するよう言われました。クリニックのホームページにそのルールの記載はありませんでした。
私は余裕をもって30~40分前に到着してるので流石に勘弁して欲しいと思いその場でしつこく交渉して何とか順番を早めてもらう運びとなりました。タクシードライバーによるとグアムの条例でそういった取り決めになっているようです。※クリニックの屋外で待つのもNG
ちなみに移動手段としてタクシーを使うならStroll Guamというアプリが便利です。現在地を入力して予約すると5~10分で来てくれます。決済もチップ込みの料金で事前決済が可能です。
ダウンタウンの様子
お店全体の8割くらい閉まってました。私が行きたかったお店も休業中で悲しかったです。飲食店に入る際にはワクチンカードの提示を求められますが、日本のワクチンパスポートまたはPCRの陰性結果とパスポートを見せれば問題なく入れました。決済は私が行ったお店は全てVISAカードが使えました。
やはり親日国のグアムとはいえ様々な考えを持った人がいるので、強い気持ちで挑む姿勢が大切だと改めて痛感する旅となりました。
長い道のりでしたがグリーンカードジェーピーさんを信じて応募を続けて本当に良かったです、また御社の手厚いサポート無しではここまでこれませんでした、有り難うございました!
今回詳細な入国レポートを寄せていただいたO.Iさんの体験では、アメリカの役所やクリニックとのやり取りについても臨場感のある内容となっており、拝読していてこの「アメリカあるある」に私もうなずけるところがありました。
たくさん写真も送っていただき、とてもわかりやすく、この記事化にあたっても素材が豊富でありがたいかぎりでした。
O.Iさん今回は貴重な体験談も含めてレポートいただき本当にありがとうございました。
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