ハワイ完全移住!人生ずっと走ってる感じが好き。【前編】

ハワイ完全移住!人生ずっと走ってる感じが好き。【前編】

今回のお話はDV-2021に当選後、2021年7月にハワイに入国してグリーンカードをアクティベートしたNさんのその後。
10月に完全移住を果たしたNさん。DVプログラムに応募し始めたきっかけやハワイへの思い。そして当選後には危機一髪の移民ビザ取得までの道のりを経てのハワイ移住となったのです。今回はグリーンカードを取得したいと思ったきっかけから、移住後の近況などまでお話しいただきましたので、Hello!アメリカン・ライフ史上最長編で2回に分けてお届けします。
【関連情報】前回のお話「DV-2021当選。念願かなってハワイ移住したNさんのお話し。

ハワイへの思い

私が初めてハワイに行ったのは20歳の頃。当時は日本も好景気でした。将来に対する不安もなかった時代でしたし、その後22歳で結婚してからも20回以上、アメリカ本土やハワイを旅行していました。
元々アメリカに対する憧れもありましたし、子どもたちも何度もハワイを訪れる度に現地の魅力に惹かれていったのだと思います。

特にハワイに関しては移住先としてこの場所を選んだのも、30代で亡くなってしまった義理の妹との思い出が強いきっかけになっています。
義理の妹とはすごく仲が良くて、本当の姉妹のような間柄でした。彼女もハワイが大好きで、若くして亡くなるその瞬間まで、もう一度ハワイに行きたいと願っていました。
その思いは叶わなかったのですが、彼女の無念を晴らすためにも度々ハワイを訪れては自分の見た景色や体験を伝えたいと祈ってきました。

転機は娘のハワイ留学

何度かハワイを訪れるうちに、娘もすっかりハワイでの生活が気に入って、留学して滞在することになりました。
私は結婚してからそれまでが、あっという間に過ぎていたなと思うと同時に、落ち着いて来たこの状況で自分なりにも仕事がしたいと思っていたこともあり、ハワイのマッサージライセンスを取得したいと考えました。未成年だった娘を一人きりでハワイに留学させておくのも心配です。
夫も理解があり、私はマッサージライセンスを取得するために1年間ハワイに留学することにしたのです。

もっと飛び出したい

1年の留学を終えてマッサージのライセンスを取得し、帰国したのですがハワイでの1年は自分史上一番の自由を感じた日々でもありました。22歳で結婚し、23歳で出産。それからは主婦としての数十年だったので、成人してから一人での自由を体験したことが殆どなかった分、一気にはじけたというか、若返った感じがしました。
「もっと知らなかった世界に飛び出したい。」その気持は高まるけれど、年齢も私より上で安定した生活を長年続けてきた夫とは価値観の差が広がっていき、夫婦関係がギクシャクしていったんです。
そうしている間にハワイに居た娘は地元の男性と結婚、出産とハワイ定住が決定的になりましたが、出産の時もそばに居てやれなかったもどかしさなどもありました。

DVプログラムに応募

ハワイに留学しているときに知り合った人から抽選で永住権が当たるDVプログラムを教えてもらい、その人からグリーンカードジェーピーの評判を聞いていました。
学生ビザではアメリカ国内で働くことができないし、滞在期間も限られています。グリーンカードがあればアメリカで自由に働けるし、娘のそばにもいつでも付いていてやれる。日本との行き来も自由にできるので絶対に取得したいと思いました。そういう想いがあってDVプログラムに応募しはじめたんです。
夫とは別居状態が長く続き、離婚も時間の問題となっていましたが、2019年もDV2021に申込みました。

3回目の応募で当選

その翌年の4月には離婚が成立し、前後してサロンを開業しました。とにかく慌ただしくて、DVプログラムに応募したことも忘れていたんです。
やっとお店も落ち着いてきはじめた6月の初旬になって、グリーンカードジェーピーから「DV-2021に当選している」という連絡を受けて、グリーンカードの抽選に当たったことを知りました。
自分の中ではサロンを始めたときも、これからどんどん盛り上げて頑張って、お金も貯めて、いずれはハワイに!と思って気長に目標設定していただけに、最初は驚くというよりも、まさかこのタイミングで当選するなんて信じられないというのと、もうハワイに行ける!という複雑な喜びの感情が湧いてきたのを覚えています。

DVプログラムの当選が確定的になって、自分の思いを整理するまでさほど時間はかかりませんでした。オープンしたばかりのサロンもスタートは個人営業の小規模なものだったのと、幸いにしてお弟子さんがいたので引き継いでもらうこともできたのです。

移民ビザを手にするまではヒヤヒヤの連続でした

当選が確定してからは絶対にハワイに移住する!という気持ちが固まって、今後の手続きを確実に行わなければなりませんでした。
しかし肝心の移民ビザ取得手続きに問題が発生したのです。これもグリーンカードジェーピーに当選者サポートをお願いして、応募状況や今後の手続きに必要な情報を整理していて発覚したのです。
グリーンカードジェーピーのサポートでも今まで例がないケースだと言われましたが、私はもうどうしてもグリーンカードが欲しいと思ってましたし、娘もDVプログラムに当選したことをすごく喜んで、後は規定の手続きをこなしていけばいいと思っていたようで、安心していたところに大きな障害が立ちはだかることになってしまったので、ふたりとも愕然となりましたが、ここまで来たら神頼みという心境で、経験豊富なグリーンカードジェーピーの担当者さんにすべてを委ねました。
その他にも当時はアメリカのトランプ前大統領の発令した移民停止の大統領令とCOVID-19の影響で、アメリカ国務省に資料提出後の流れが止まっていて、4ヶ月近くも音沙汰がない状態が続きました。
このまま面接が回ってこないのかと不安になりましたが、そんなときもグリーンカードジェーピーがちょっとした相談や質問にも丁寧に答えてくれて、最新の情報などもすぐに知らせてくれたので期待を捨てずに待つことができました。
そして4月からは面接が再開するという知らせを受けて、いよいよ移民ビザの取得が現実となり始めたのです。
面接日程は6月にスケジュールされ、直前にも領事とどのようなやり取りがあるのかグリーンカードジェーピーから詳しく教えてもらっていましたから、不安はありませんでした。
面接もここまでの流れが整っていたので驚くほどあっさり完了し、無事に移民ビザが承認されました。