グアムからのリアルタイム入国レポート

グアムからのリアルタイム入国レポート

DV-2021で移民ビザを取得したOさん。オミクロン株出現後のアクティベートとなり、2021年の最終事例となります。その記念すべき(?)レポートをなんとOさんは入国後すぐにグアムから送ってくださいました。

Oさんのレポートには細かな実践的情報がたくさん。今後渡航予定の方にもすごく参考になると思います。

ケースナンバーが 10,000台だったため、大使館での面接は期限直前の 9月中旬。そのためビザの期限が2022年2月半ばまで。オミクロン株も出現し渡米も帰国後も制約の多い大変 (面倒)な時期となってしまいました。

アクティベートのための渡米は当選者の私と家内、高1の娘の家族3人。娘の学校のことを考えると学校の冬休み期間を利用するしかなく、国内外ともオミクロン株の対応が定まらない非常に不安定な時期の今、渡米を決行。

出国前 PCR 検査

12/18(土) 朝一で当日検査結果を下さるクリニックでPCR検査を実施。
13時に検査結果の書面を受け取り、ユナイテッド航空のウェブサイトからワクチン接種証明書と一緒にアップロード。この際、ワクチンはどこの国で受けましたか?と問われますが何度「日本」を選んでも確認画面では「US」となります。ユナイテッド航空に電話で確認するも「そのままUSでアップロードして下さい。後ほど空港カウンターでもお見せ下さい」と言われそのままアップロード。

その後、我が家は空港までの移動手段に自家用車を選択したため自宅を14時前に出発。駐車場は、事前予約できる成田空港の P5(第 5 駐車場)を選択。

成田空港到着は 15:30

空港内の様子は皆様のレポートの通り寂しい限り。 ユナイテッド航空のチェックインは第一ターミナル南ウイングの E カウンター。チェックインは至って簡単。入国はESTAですか?と聞かれるも「永住ビザのアクティベ ートなので永住ビザがあります」と伝えそれでOK。陰性証明書と接種証明書を提示し約5 分で終了。

その後、小腹が空いたので飲食店を探すも、閉まっているお店が多い。営業している数少ない。飲食店も16時で閉まるところが多く、結局マックで軽食を摂る。

グアム到着は 22:02と少し早め。

成田発グアム行き(UA197)は17:30 の定刻発。機内で税関の申告書とグアム政府提出用のワクチン接種情報の用紙を記入。

グアムの空港にて降機後、入国手続き場を目指す途中に臨時の仮設カウンターがあり、ワクチンの接種情報を書いた紙(誓約書)を提出(質問は無し)

その後、イミグレで人の流れをさばく人に VISITOR?と聞かれたが「永住権のアクティベー トだ」と伝えると、カウンターを指定されそこに向かう。(機内は満席だったが永住権のアク ティベートは我が家だけだった模様)

パスポートとオレンジ色の封筒を出し、3人とも写真は撮られるも指紋採取も質問も無し。 その後係員に誘導され(噂の?)別室に移動。座って待っているよう言われ待合室で待機(ちなみに途中でトイレに行きたくなり、部屋の外に出させて貰いトイレに行きました・笑)

待つこと15分。片言の日本語で「パパさんだけ来て」と言われ、カウンターに進んでいくと、「Congratulation! Welcome to the US! Any questions?」と言われ、「特にないです。ありがとうございました」と告げると、それぞれ DV1(私)、DV2(家内)、DV3(娘)とスタンプを押されたパスポートを渡されておしまい。

20年ほど応募し続けてようやく当たった DVプログラム

当初は自身の就労目的での応募だったのが、いつの間にか娘の就学・就労の選択肢になれば、と目的の変化もありました(もちろん移住も諦めてません)。

当選後は、移民局の事務作業が中断したり、新型コロナの流行で往来に多大な制限が課され、各プロセスのスケジュール調整全てが綱渡りで、本当にどうなることか全く予断を許さなかった一連の流れも最後だけはとてもすんなりでした(笑)

グアムでの帰国用PCR検査

我が家はGSDAクリニックを予約。予約フォームは当然英語ですが氏名、生年月日、帰国日など簡単な項目なので安心。結果は、24時間以内にメールでくれます。 (厚労省は所定のフォーム推奨ですが、要件を満たしていればメール等の通知でもOK)

ちなみに今日受けたPCR検査はHiltonに比較的近いGuam Seventh-day Aventist Clinicで行いました。クリニックの建物の裏側にドライブスルー形式の検査場が設けられており、車に乗ったままパスポート、同意書などの書類受け渡し、鼻腔に検査棒を突っ込み検体の採取まで全てを行いました。

なおグアムでは現在観光促進のため無料で検査を実施中。▶旅行者向けフリーPCRプログラム (2022年 1月31日まで。もしくは予算消化まで。)

クリニックによっては$25/人の加算で即日検査結果の通知サービスもあるようです。

順調に進んだグアムでの手続。しかし滞在最終日には思わぬハプニングが起こったようで、そのお話も当日のメールで送ってくださいました。

最後にアメリカ“あるある“が起きました(笑)

今朝、PCR検査の結果が電子メールで届いておりましたが、私と家内の名前が似ているからか、家内の結果だけが届かずにいました。

帰国を明日に控え、さすがにじっとしておられず朝からクリニックに「家内だけ結果が届かない!」と電話し、家内の氏名、生年月日、メールアドレスを聞かれ、それらを告げると「Negative!(陰性)」と有り難い結果は電話口で教えてもらえ「後でメールで結果を送るから!」と言われました。

が、ここはアメリカ。

本当に届くか確信を持てず、各種情報を書いた紙とパスポートを持って車でクリニックに行き、同じ話を受付でし、待つこと5分。

医師の署名入りの結果を紙で貰え一件落着。数分後にメールでも結果が届き事なきを得ました。

以前アメリカに駐在していたお陰(?)で、そのあたりの勘というか行動パターンが身についており事なきを得ました。(基本、事務ごとがきちんと処理されるのは日本だけ、との考え)

これから今回の旅の最後の食事に行ってきます。

Oさんからのメールを読み始めて、脳裏に緊張が走りましたが、読みすすめていくうちに役所、ホテル、配送手続などなど。自身に起きた過去の体験を思い出して、終盤ではうなずきながら笑ってしまいました。私も同じ状況なら同じように行動したと思います。

諦め続けずDVプログラムに応募し続け、夢をつかんだOさんの今後のご健勝をお祈りしています。