2022年グアムでのグリーンカード取得手続き
- 2022.03.25
- グリーンカードを取得したお客様の声
今回レポートいただいたTさんは昨年発給されたDV-2021での当選者さん。グリーンカードジェーピーがサポートしている方の中で2022年初のグリーンカード・アクティベート手続きをされました。レポート中にもある通り、渡航時期がオミクロン株の感染拡大時期と重なって、それに関連した準備や検査、隔離などなど、通常時ではない対策にも大変苦労されたようです。そんな中、ちょっとした贅沢な時間も過ごすことができたそうです。
2022年グアムでのグリーンカード取得手続き
今回、健康診断の期限である3月5日期限が迫っている日程での渡航でした。
様々な事情で昨年中の渡航が難しく、また、年明けの方がコロナも収束すると予測していたのですが、残念ながら、オミクロンの蔓延真っ只中での渡航となってしまいました。
アクティベート目的のみの渡米のため、グアムとハワイとで検討し、日程(現地PCR検査と隔離期間など含む)と金額で比較してグアムに決定しました。
タイミング悪く感染が拡大してきた状況でしたので、旅券のキャンセル・延期、現地PCR検査など万が一の対応もスムーズと思い、少々高めでしたが旅行代理店を通してアテンドをしてもらいました。
その結果ですが…
旅行代理店の対応はリスクヘッジのために全てに余裕を持つという内容で、期待していた臨機応変の対応を前提のサービスは受けられませんでした。
更に渡航時には感染拡大の影響で現地の営業所も閉鎖してしまいメリットゼロでした。
高額になってしまっただけでした。
出国前の準備が大変!
渡航にあたって必要書類の準備は大変でした。厚生労働省や航空会社、住んでいる地方自治体など、公式のサイトを常にしっかりとチェックして、タイムリーな情報収集が重要です。
出国にはPCR検査、接種証明書が不可欠ですが、オミクロン拡大後、PCR検査は前日のもの、接種証明書も即日の発行はできませんので、検査や申請、発行までの日数、営業日、営業時間など、間に合うようにスケジューリングします。
現地入国だけで無く、帰国に際しても現地PCR検査、アプリ登録、宣誓書の準備など、
漏れなく必要アイテムを揃えて予約などもしておく必要があります。
また、航空会社のオンラインチェックインをするなら、これもまた航空会社ごとで必要書類が異なりますので、間違い無いよう進める事が求められます。
成田空港はまだまだ閑散とした状況
成田空港は閑散としていて、ほとんど人影が無く、お店も8割閉まっています。
そもそも渡航便も減少していますので、成田エクスプレスなど鉄道自体も減っていますので、利用する方は注意が必要です。
私の場合は期限の迫った渡航スケジュールでしたので、書類の心配だけで無く、万が一感染でもしてしまって渡航が延期にでもなったら、アクティベートの問題もあったので、飛行機のシートに座った時は無事搭乗できた安心感に包まれました。
機内は空いているかと期待しましたが、混み具合は7、8割と言った感じで米軍関係者も多く、感染対策を用心して搭乗しました。無事搭乗した安堵感も束の間、4時間で現地到着となります。
グアムでのグリーンカード取得手続き
グアム到着は普通にイミグレに並び、グリーカードのアクティベートだと審査官へ伝え黄色の封筒(移民の資料が入っているパッケージ)を見せました。
すぐに審査官は理解して、他の審査官へ席を外す事を伝えてから、着いてくるように言われて、所謂皆さんが報告している別室へ移動しました。
別室は私1人と審査官1人の貸切状態でした。
若い気さくで親切な女性の審査官で終始にこやかに対応してもらいました。
質問もされましたがマニュアル上の単なる手続きで、受け答えの内容で受理の判断をされるような印象は受けませんでした。
以下、質問内容です。
- 移住後の仕事内容?
- どこへ移住予定か?
- いつからか?
- 家族と一緒か?
- 送付先住所の変更は無いか?
など、基本的には領事館で聞かれた事を簡単に確かめる程度の内容です。
大変優しく親切に対応してもらい、最後はお決まりの「Congratulations! Welcome to The USA!」と言ってもらい、パスポートにスタンプ捺印。
後はペーパーを見せながらグリーンカードの送付期間、到着までのパスポート使用などの説明を受け、正味30分もかからず終了。これまでの苦労が大変懐かしい思い出になった瞬間でした。
グアム滞在で贅沢な時間を過ごせました
次の日は帰国のための現地PCR検査を受けて、後は結果を待つだけのための滞在です。
現地コーディネーターに聞いた情報では、今までは政府機関が一般の検査も受けていたものが、感染拡大で混み合い、一般の受け入れに支障が出て、遅延が起き始めているそうです。
私も検査結果の遅延の可能性を渡航前から旅行代理店に言われておりましたが、結果は私は問題無しでした。感染拡大状況では注意が必要かも知れません。
滞在は感染拡大中でしたので私はホテルから一歩も出ずに、ホテルのプライベートビーチとホテルの部屋の往復だけ、あとはリモートで日々業務をこなして今回の渡航は終了です。
折角のグアムなのに勿体無いと言われそうですが、出不精の私にとっては煩わしい観光へ行く必要も無く、人とも会わず、贅沢な時間を過ごすことができ大満足でした。
日本帰国後がまた大変でした!
大事をとり早めに空港へ到着、グアム出国は何事も無くスムーズでした。16時定刻通り成田空港到着。
飛行機を降りたらすぐ、ここから検疫の対応になると説明を受け、防護服の係の人の誘導で1列に並んで順番に手続に進んでいきます。
宣誓書の提出、隔離期間中のアプリ登録、PCR検査、検査結果待ち、など、隔離施設行きのバスに乗ったのは到着から4時間を過ぎていたかと思います。
隔離施設のホテルについてからは今度は一人一人隔離期間中の施設の過ごし方の説明を受け、終わって部屋に入って落ち着いたのは夜の21時を過ぎていました。
実はスーツケースをグアムで入国時に壊されたので、事前に成田空港でのバゲージクレームの要請をしていたので、その件の手続きも合間でやったので個人的にはバタバタでした。
隔離施設の四日間はまさに缶詰です。
朝昼晩のドアノブのお弁当の受け取りのみ、後は毎朝のアプリでの体調報告及び定期的なビデオ撮影での待機確認を求められる以外はやる事は無し。
出所?当日の朝PCR検査を受けて、午後に結果確認後、バスでまた成田空港へ戻ってから解放されます。
各々感染対策用の交通機関を独自で手配して帰路に着くと言った段取りです。
感染対策用のハイヤー、タクシー会社は厚生労働省のホームページに載っています。
そこから自宅待機が3日で合計7日の隔離が終了。
その間もアプリによる定期的な体調報告と定期的なビデオ撮影で待機確認の管理をされます。
アクティベート報告のはずが、ほぼコロナ蔓延期間中の渡航レポートとなってしまいました。
このような非常事態の過ごし方のコツを勝手ながら申し上げれば、「焦らず準備は万端に、後は流れに身を任せて淡々とこなす」という事だと思います。
なんとも不思議な、貴重な体験ができました。
振り返ると盛りだくさんで、反対に何も印象深く覚えていません。
ただ一点、
誰もいないグアムの海を飽きるまで満喫できた事は私の人生の貴重な体験でした。
しかしながら特殊過ぎて思い出しても現実味は有りません。
Tさん、オミクロン株の影響下での渡航、本当におつかれ様でした。グアムでの滞在中に撮影された写真の景色に私も息を呑みました。大変な苦労の中、素敵なご褒美ですよね。
今後も移民猶予期間中の準備や対策など、お気軽にご相談くださいね。
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