8月のグリーンカード取得レポートinグアム

8月のグリーンカード取得レポートinグアム

今回のグリーンカード取得手続きは前回のレポートから、ちょうど一ヶ月後の8月11日にグアムでアクティベートを行った当選者さんからのレポートです。
日本ではお盆の夏休み時期ということで、混雑状況なども合わせて現状のリアルな様子が伝わってきます。
今回のレポートは出発前の準備から、帰国までの各段階についての詳細をとてもわかりやすく丁寧にまとめておられ、準備物や手続きの進め方、現地での移動などについても具体的で、今後アクティベートを予定されている方にとっても大変参考になる情報となっています。

準備

私たちは、8/11~14にお盆休みを利用してグアムでアクティベーションをしてきました。
コロナウイルスに関して日本帰国時の水際対策がまだ厳しい時期だったので、予定通り帰国できるように準備を進めました。
海外旅行保険は、現地で陽性となった場合に、航空券の変更、ホテルの延長(同行者分を含む)等の費用をカバー可能なものを探しました。ネットで申し込める保険では同行者のホテル延長分がカバーされるものはなく、大手保険会社の店舗型の保険を購入しました。
これ以外は、通常通り、パスポート/ビザ、大使館からのオレンジパッケージ、X線写真のCD、USCIS費用の支払いレシート、グリーンカード送付先の住所・電話番号のメモを持って行きました。

日本出発

空港では、お盆休みではあったものの、人はあまり多くなかったです。ただし、開いているカウンターが少なく、少し列で待ち時間が長く、結局1時間程度チェックインにかかりました。
まず、アメリカに行く人は専用のデスクで手続きをします。ESTAなどビザなしの場合はワクチン接種証明や誓約書がいるためと思われます。私たちは移民ビザで入国と伝えると、滞在先の住所(ホテル名)を書く用紙を渡された上で、直接通常のチェックインカウンターに行くように言われました。
チェックイン時は、滞在先の住所記入用紙を渡すのと、移民ビザのページを見せる以外は特に通常と変わりありませんでした。
その後の保安検査は待ち時間なく通過、出国手続き等もスムーズでした。
制限区域内は免税店等は1、2件開いているのみで、まだまだ寂しい状態でした。搭乗口付近にデスクがあり、そこでもワクチン接種証明等を確認していたようです。私たちはビザを見せるとすぐに通過できました。
飛行機は予定通り出発、機内はガラガラでした。お盆初日でしたが、数列おきに窓際席が埋まっているだけ、という状況で、まだまだ航空会社には厳しいことを実感しました。

グアム入国・アクティベーション手続き

グアム到着後は、入国審査場に行きました。私たちの便の乗客だけだったようで、混雑はありませんでした。係の人に聞くと、「Other Passport」の列(ほかの日本人と同じ列)に進むように言われました。
まずは通常の入国審査の窓口で移民ビザ・オレンジパッケージ・X線CDを出しました。X線CDは不要なので持っておくように言われました。
顔写真を撮り、グリーンカード送付先の住所がオレンジパッケージの記載であっているかどうかを確認したら、すぐに別室の係の方に電話で連絡してくれました。待ち時間に「アメリカではどこに住みたいの?」などフレンドリーな感じで聞かれました。
別室から係の方が来て、別室に通されました。途中、JALの現地の係の方が「どうされましたか?」と駆け寄ってくれましたが、オレンジパッケージを見て「グリーンカードの初回入国ですね」と安心されていました。
別室では、待合スペースの椅子に座り、15分程度待ちました。奥の部屋で書類を確認されていたようです。そのうち、係の方が移民ビザにスタンプをついたパスポートを持ってきて、「Congratulations!」と声をかけてくれました。
その後、「このスタンプが1年間は仮のグリーンカードになる」「本物のグリーンカードは6か月後までに届くけど、それでも来なければUSCISに連絡すること」を説明してくれました。
また「あなたは米国と日本を行き来する予定ですか」と聞かれたので「現時点の予定は、今回のTripの後は一度日本に帰国し準備をしたうえでアメリカに行く予定だ」と伝えると、「1年以内にアメリカに入国するように。1年以上アメリカにいないときにはRe-entry Permitを申請するように」と言われました。
X線のCDが必要かどうかを聞くと、「書類にすべて書いてあるので不要です。記録のために自分で保管しておいてください」と言われました。
あっという間でしたが、これですべて手続きが終了しました。
手続き後荷物受け取り場に行くと、JALの係の人が私たちのバッグの横で待ってくださっていました。日系の航空会社はさすがですね。

グアム滞在

まずはホテルに向かいました。Stroll GuamというUberのようなアプリを準備していったのですが、うまく捕まらなかったので普通のタクシーを利用しました。Stroll Guamはクレジットカード払いができ便利ですが、普通のタクシーは現金のみでした。念のため現金を持っておいた方がよさそうです。
また、空港内にPCR検査場があり12~17時の間有料の検査(即日結果も選択可)が利用できます。
ホテルにチェックインすると、最初に、日本入国用の陰性証明書を取るためのPCR検査に行きました。検査が夕方だったので結果を受け取ったのは翌朝でしたが、無事陰性でした。
クリニックへの行き来などはStroll Guamを使うことができました。タクシーより少し安く、事前に値段がわかり、クレジットカード払いができるのでお勧めです。
その後はタモン地区のホテル付近で買い物や食事などを楽しみました。ショッピングセンター内の無料PCR検査場は長い行列ができていて多くの人(日本人と韓国人)がいましたが、全体的にはお盆かつ夏の週末でしたが殆ど混雑していませんでした。食事は屋外で食べられるところしか使っていませんが、コロナ前に人気があったと書かれている場所も予約なし・待ち時間なしで入れました。まだまだ観光客は戻ってきていない感じです。

帰国

帰国前にMySOSで陰性証明等の手続きをして青い画面になるようにしてからグアムを出発しました。
空港での手続きなどはほとんど待ち時間なく終わりました。同じ時間帯の韓国便のお客さんは非常に多く、そちらのゲート付近はコロナ前と同じくらいの混雑ぶりでした。また空港内のロッテ免税店などは普通に営業しており、にぎわっていました。
一方、私たちのJAL便は往路よりも乗客が少なく、搭乗もすぐに終了し、日本に出発しました。
成田到着後は、ゲートから入国審査まで通常のルートで案内され、その途中にMySOSの画面確認をされ、青い紙を渡されました。
入国の自動化ゲートの前に検疫のブースがあり、そこでMySOSのQRコードとパスポートを読み取って係の方が何か作業をされていましたが、ほどなく終了し、自動化ゲートを通って入国、税関も問題なく通過して入国しました。