ケースナンバー徹底分析

抽選グリーンカードの当選後にとっても大切になる「ケースナンバー」。しっかり理解しないとせっかくの当選を棒に振ってしまいかねない?!グリーンカードジェーピー特派員Sarahがお伝えします。

ケースナンバーを制するものは当選手続きを制す!

Hi,みなさん!ご機嫌いかが?グリーンカードジェーピー特派員のSarahよ。
今日は抽選グリーンカード当選時にとても重要となるCASE NUMBER(ケースナンバー)について分析するわ。聞いたことない、って方も多いんじゃないかしら?だけど、DVプログラムは当選すれば終わりじゃない。実はこの「ケースナンバー」が重要な意味を持つのよ。

ケースナンバーとは?

「ケースナンバー」とは、DVプログラムの当選者に発行される当選手続きのための固有番号のこと。但しこのケースナンバーは他のおビザにも全く別のものが設定されるの。この数字が、当選後のどの時期に面接が行われ、移民ビザが発給されるかを決定するのよ。アメリカ国務省ホームページ上で当選と同時にこのナンバーも確認できるわ。

<ケースナンバーの構造>

ケースナンバーは14ケタの英字+数字からなるもので、DV-2025でアジア地域で申請・当選の場合、
2025AS000×××××の形が基本になるの。
先頭の2025はDVプログラムの年度を表していて、アルファベットASはアジアの略よ。

そして重要なのが上記「×」で表示された部分、下4〜5ケタの番号よ。
数字の読み方の具体例を以下に示すわね。

【例1】2025AS00006500
= DV-2025におけるアジア地域の6,500番
【例2】2025AS00032611
= DV-2025におけるアジア地域の32,000番台

ここまではOKかしら?

そしてこの下5ケタの数字が、当選後の手続きを大きく左右するの。
DVプログラムにおける移民ビザ発給数は50,000件と決まっているんだけど、実際の当選はその倍近い人数80,000〜100,000が選出される。これは、ビザ発給資格がなかったり(学歴が満たない、応募に不備があった、など)、実際に移民ビザの申請手続きを進めない(棄権する)当選者を見越してのもの。
そのためケースナンバー順に面接が行われ、ビザの発給が規定の50,000件に達した時点でその年の手続きは打ち切られてしまうの。すなわち、ケースナンバーが小さいほどグリーンカード取得の確実性が増すということね。

ケースナンバーの推移

では、面接スケジュールにケースナンバーがどのように関わっていくのか見てみましょう。
ビザ発給を最終決定する面接は月ごとに番号が発表され、アメリカの会計年度10月からスタートし、翌年の9月で終了するわ。

[最新]ケースナンバー推移 (ASIA)

プログラム
名称
DV2025DV2024DV2023DV2022DV2021DV2020DV2019DV2018
10月 3,000 2,000 2,800 1,400 1,600 1,300 1,000 1,200
11月 3,000 2,300 2,800 2,700 2,800 3,500 1,600 1,750
12月 3,000 3,000 3,300 4,000 3,500 6,000 2,900 2,500
1月 5,500 5,500 9,000 6,000 4,300 8,200 3,800 3,400
2月   5,500 15,550 8,000 5,000 12,000 4,400 4,050
3月   7,000 18,750 8,300 6,200 12,500 5,000 4,400
4月   7,200 18,750 17,000 9,000 15,800 6,400 5,300
5月   8,000 18,750 30,000 13,000 18,450 7,800 6,425
6月   9,000 18,750 CURRENT CURRENT CURRENT 10,000 7,800
7月   13,000 21,000 CURRENT CURRENT CURRENT CURRENT 10,500
8月   15,000 21,000 CURRENT CURRENT CURRENT CURRENT CURRENT
9月   27,500 21,000 CURRENT CURRENT CURRENT CURRENT CURRENT
アジア
当選者数
 23,198 27,960 24,044 24,001 25,408 15,941 15,619 15,997

DV-2022の段をみてみましょう。
まず、スタート月の10月は1,400番までのケースナンバーが面接設定対象となっているわ。つまり10月は1,400番がカットオフナンバーとなり、ケースナンバーの下5ケタが1番〜1400番までの人に面接日が設定され、問題が無ければ移民ビザ発給が受けられる事を意味しているの。
翌月の11月は2,700。ということは、11月にはケースナンバー1401番〜2700番までの人が面接設定対象となったっていうこと。このように面接を受けられるケースナンバーの割り当てをカットオフというの。

※カットオフされた月に絶対に面接が行われるということではなく、面接設定対象となったということで、誤解のないように!

同様にして現在も毎月、2ヶ月先のケースナンバーの発表が行われているわ。この表は多くの人に役立つと思うから、今後も最新情報を更新していくわね。

<CURRENTに注目しよう!>

ケースナンバー分析で忘れてはならないのが、表の下部に見受けられるCURRENTという文字。これは、DVプログラムによる発給枠に余りがある限り、大きなケースナンバーの人でも面接が行われる事を意味するの!ケースナンバーの大きい人はこのCURRENTが早くでるよう祈っておいてね。

ケースナンバーの秘密

DVプログラムに関してよく目につく個人発信情報に「ケースナンバー1万台前半なら期待できる」「3万台だったから絶望的…」といった内容があるの。
もちろん、数字が小さいにこした事は無い(それだけ早く面接が回ってくる)んだけど、みんなが見落としがちなのが、「全体の当選者数がどれくらいなのか」ということ。
ケースナンバー推移表の一番下の「アジア当選者数」を見て。一目瞭然で分かる通り、実はアジア当選者数というのはここ数年は15,000〜24,000人程度で推移してるのね。
それなのに、年によってはケースナンバー2万、3万台という数字が出てくる…というのは、ケースナンバーの間は確実に飛んでいるわけ。この事実は毎年100名前後の当選者をサポートしているグリーンカードジェーピーの当選者リストを見ても一目瞭然。(もちろん社外秘よ)

それからもう一つ多くの人が勘違いしているけどASで始まるケースナンバーは日本だけに割り当てた番号ではないわ。ASはすなわちアジア地域を示して、DVプログラムでは32の国と地域が対象になっているのね。これはポイントよ、わかるかしら?

実際の面接がいつ頃になるのか、自分のケースナンバーから移民ビザ取得の望みがあるのかどうかは、その年のケースナンバーの動きを見ないとなんとも言えないのが実情。ただ、既に言った通り、「ここ数年の推移」やCURRENTの出現から考えれば期待できると考えられるわ。

見事当選を勝ち取った方は、このページを参考に、面接・渡米計画を立てていきましょうね!!一人でも多くの方の喜びの声が聞けることを心から祈ってるわ!

GOOD LUCK!